色々と言葉にしたい気持ちはたくさんあるけれど、まずはこの言葉をどうしても伝えたい、残したい。
三波豊和さん、本当に本当にありがとうございました。
私は普段、メンバー以外の名前は検索にひっかからないようにここに書かないようにしているのだが、三波豊和さんに関してはおおいにひっかかって頂きたいし、それどころかどれだけ三波さんがあたたかい人なのか、世界中に言って回りたい気分である。
もうだいぶ情報も広まっているとは思いますが、これは内海光司が出演していた舞台『名探偵 ポワロ』での話であり、三波豊和さんはその舞台の主役をつとめた方である。三波さんはご自身のブログでもことあるごとに内海光司を気にかけて下さり、というより、内海光司ファンを気にかけて下さっていた。三波さんは、Jのくだらない肖像権制限にあえて挑戦するような、ギリギリのラインを逆手に取り、ユーモア溢れるセンスで嫌味なく楽しませて下さった。Jに関わると面倒なことになる・・・と大抵の人が見て見ぬフリで触れないでスルーする部分を三波さんはあえて遊びに変え、それがまたmixiニュースになったりもして、思わぬ宣伝効果も生んだ。人柄と合わせて考えても、大変スマートで賢い結果となった。
多くのファンが心配していたように、私も、共演者の方に迷惑をかけることだけは絶対に避けたいし、避けなければいけないと思っていた。なので、三波さんのブログに内海光司ファンのコメントが増えることを、内心ハラハラしながら見ていた。もちろん私自身はコメントなどできなかった。しかし、三波さんはそれさえもサラリと受け取り、三波さんのブログの流れが乱れることもなかった。小さなことかもしれないが、私はそれがとても嬉しかったし、とっても安心した。
内海光司は舞台に出演すると、主演ではない自分に歓声が起きることを敬遠するような気がする。たまたま私が観てきた時がそのような態度の日ばかりだったのかもしれないが、俳優としての上下関係を考えたら、それはもっともなことなのかもしれない。マウストラップの初演(三百人劇場)の時など、それが顕著だったように思う。カーテンコールなどでも、自分が手を振れば歓声が起きるのがわかっているので、ペコペコとお辞儀だけしていたような気がする。ユーモアのある共演者の方が、客席の内海光司ファンを喜ばせようとわざと内海光司にファンサービスを促した時もあったが、彼は笑ってごまかすだけで客席には何もしなかった。その内海光司が、今回はつけヒゲをつけて出てきたり、手を振ったりポーズを決めたり!! これはもう、完全に三波さんが作り出して下さった空気のお陰である。違うと言われても、私は絶対にそう思う。自主的にカメラから外れることが身についている内海光司が、ピースサインだけで写り込んだりするその雰囲気は、絶対にその場だけで出来上がるものではないと思う。一緒に舞台を作り上げてきた仲間なのに集合写真から外れなければいけない内海光司と、それにより写真さえ見ることのできない内海光司ファンに、三波さんは想いを馳せて下さった。だから今回、三波さんはこんなにも内海光司を気にかけて下さったのではないだろうか。もちろん正直、宣伝の意味も大きかったと思う。事務所の扱いはどうであれ、一応、内海光司はJ事務所の所属タレントであり、数はどうであれ、まだまだ黄色い歓声を浴びる人なのである。でも今となっては、その名前がキッカケで少しでも宣伝になったり話題になったりしたのなら、それでいいじゃないか!! 私たちファンも、それ以上すぎる恩恵を三波さんから頂いたのだから。
山本淳一をステージに呼ぶ際の三波さんは、これ以上ないっていうくらいの配慮をして下さった。ヘタすれば、内海光司とそのファンだけの舞台の私物化になりそうな場面を、『私のわがままに3分間時間を下さい!!』という言葉で包んで下さった。主演の三波さんがそう言葉にして下さることで、内海光司やそのファンが、ファンではない一般の観客の方からひんしゅくを買わないようにして下さったのだ。現に三波さんは、『出演者全員のそれぞれのファンの方、芝居が好きな方、原作のファンの方・・・』と、内海光司のファン以外の方々に配慮した言葉を丁寧にあたたかく、それでいてどこかユーモアがあり親しみやすい雰囲気で続けて下さった。山本淳一が登場した時の会場のあの歓声と、内海光司のあの驚きながらも照れ笑いのおどけ方は、三波さんがあの劇場の雰囲気を作って下さったからこそ、それぞれが自然な対応になった結果だったと心から思う。つけヒゲを山本淳一につけてはしゃぐ内海光司の姿は、本当に、仲間に会えてじゃれつく子犬のようだった。自然と手を差し出して、何回も何回も握手をする姿に、私は号泣してしまった。その2人を見守って下さった三波さんをはじめ共演者の方々、ファンではない観客の方々、すべての方にお礼が言いたい。
三波さんは俳優であり自分がファンに応援される側でありながら、ファン心理というものをものすごく絶妙に理解している方だと思う。ブログの写真なんかもそうだが、山本淳一が舞台に上がり内海光司と握手した際、『あ、握手! いいですね~!!』と、握手している2人の姿が客席から見えるように、2人の角度を変えて下さった。これって、なかなかできない(考えつかない)ことだと思うんだよなぁ~!! ファンにとってはものっすごく貴重で大切で嬉しい瞬間だったので、三波さんに心から感謝・・・というか、このシーンどうこう以前に、そもそも三波さんがいらっしゃらなかったらすべてはなかったことだったのだから、感謝してもしきれないくらい、本当に感謝しすぎてどうしたらいいのかわからない。
舞台のストーリーそのものに関しては、公演は終了したとはいえネタバレが誰かに迷惑をもたらしては困るので触れないでおくが、久しぶりに見た内海光司は大変美しかった。わかってはいたが、やはり細い。細すぎる。細身のスーツでさえ、彼の華奢な上半身には大きく見えた。眼鏡が『7番目の夏』を思い出させた(なぜよりによって)。声がいい。久しぶりに生で内海光司を見て、心から痛感した。私はやはり、内海光司が大好きだ。
私はこの、『名探偵 ポワロ』の千秋楽の出来事と、三波豊和さんの人柄に関する話を、早速姉にメールで話した。すると姉はものすごく感動し、なぜか三波豊和さんに関する情報を色々と検索したようで、それによって得た知識を教えてくれた。そして、『私、そういう人大好き。自分の利だけで動かない、器の大きい人ってカッコイイよね。きっと、大物の息子ということで自分も色々苦労することがあったんじゃないかなぁ。だからこそ、人に優しくできるんだよ。』という、素晴らしく的を得た言葉を送ってきた。まさにそう思う。正直、私は三波さんの何も知らない。三波さんのファンの方にしてみれば、私ごときに偉そうに三波さんの人柄のことなど語られたくないかもしれない。でも、内海光司の件を差し引いても、三波さんの人柄や器の大きさ、俳優としての仕事への情熱は、感動と賞賛に値するものだと思う。内海光司や山本淳一のファンとして、いい思いをさせてもらったからこんなことを書いているのではない。私と姉はそれをキッカケに、単純に三波豊和という人間に感動したのだ。そうでなければ、『三波豊和』と検索などしない。ましてや検索したのは、内海光司ファンではない、一般人の姉なのである。
そんな三波さんに気にかけて頂けたということは、少なくとも、内海光司もそれだけ真剣に舞台に取り組んだ証拠なのではないかと思う。いわゆる『Jタレント』だと思われていたなら、芝居に生きる方たちにここまで受け入れてもらえないだろうと思う。そう考えると、ファンの勝手な思い込みかもしれないが、こうやって少しずつでも地道に芝居の道が広がっていってくれたりしたら、すごく嬉しい。事務所なんて関係なく、『内海光司』として評価して下さる方々との出会いが、彼にたくさん訪れますように。
三波豊和さん、共演者の方々をはじめ、すべての方に感謝を込めて。
そして久しぶりに会えた、キザなポーズが相変わらずキレがいい、変わらない41歳のお兄ちゃんに愛を込めて。
さらに、駆けつける勇気を出してくれ、ましてや内海光司と携帯の連絡先を交換してくれた『戦友』に感謝を込めて。
人と人のつながりに、感謝感謝の1日でした。
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